取付方法

プレート (取付座)

ボルト穴

スチール製差込ステム

ねじ込みピン
(製品番号接尾記号: -GS...)

差し込みピン
(製品番号接尾記号: -ES)

丸パイプ用プラスチックキャ スターソケット (製品番号: RHR...)

金属製エキスパンダー
(製品番号接尾記号: -E...)

プラスチック製エキスパン ダー
(製品番号接尾記号: -ER.../-EV...)

キャスターの装着は、ねじとナットを 平らな面 に対して締め付けることで 行います。 取付ピ ッチは規格化されて います。 プレートによる取り付けは自在キャス ターで も固定キャスターでも可能であ り、軽荷重キ ャスター、搬送装置用キャ スターおよび重荷 重キャスターで用い られます。
方向制御ロック付きキャスターは、プレ ートの 短い辺を走行方向に対して位置 合わせする 必要があります。

プレートによる取り付けを選択する場 合に は、以下の寸法を考慮する必要が あります。

• プレートサイズ (外形寸法)
• 取付ピッチ
• 取付ねじ穴径

 

キャスタは、自在旋回部の中央の穴に接続要 素 (ボルトなど) を使用して取り付けられます。 高さ調整キャスタ (HRIG シリーズ) の場合、ボ ルト穴には雌ねじがあり、接続要素はユニット 側から自在取付金具のセントラルキングピン にねじ込まれます。

ここで指定された負荷に達するには、自在キ ャスタの取付座が直径全体で完全に支持さ れている必要があります。

この取付方法では、確実なかみ合いにならな いため、自在旋回部ストッパーの耐荷重が減 少します。

ボルト穴を使用してキャスタを取り付ければ 1 本のボルトだけで済むため、費用対効果の 高いソリューションです (DIN 912 / ISO 4762 へ の準拠が理想的)。この取付方法は、主に軽荷 重および搬送装置のキャスタに使用されま す。

ボルト穴のある継手を選択する際には、次の 寸法を考慮する必要があります。

• プレート径 (外のり寸法) (D)
• ボルト穴径 (d)

 

キャスターの取付は、適合するパイプま たは 穴に差し込んで固定する差し込み ステムに よって行います。 ステムはキ ャスターにしっ かりと固定されており、挟 みつけるか、捻じ曲 がったり外れたりす ることがないように固定 ねじ (クロス穴) で固定しなければなりません。 方向制御付きキャスターでは、固定穴位 置は 進行方向に対して直角に合わせる 必要があ ります

表示される耐荷重は、取付ける器具また は装 置に自在キャスターの取付面を完 全に密着 させなければ得られません。

ステム差込は、主に軽荷重キャスター および 搬送装置用キャスターで使用 されます。

ステンレス製自在キャスター用に、ステ ンレ ス製差込ステムがご利用頂けます。

ステム差込を選択する場合には、以下 の寸 法を考慮する必要があります。

• ステム径 (P)
• ステム長さ (Q)
• 必要な場合にはクロス穴の位置 (H)
• 必要な場合にはクロス穴の直径 (d)

キャスターは、雌ねじまたは円筒状の穴とナッ トを使用して搬送装置にボルトで固定された ねじ込みピンを使用して取り付けられます。

ねじ込みピンの取付は、主に軽荷重キャスタ ーに使用されます。

耐食のプラスチック製自在キャスターには、 ステンレス鋼製のねじピン (-GSX...) を使用で きます。

ねじ込みピンの固定を選択する際には、次の 寸法を考慮する必要があります。

• ねじ込みピン直径 (M10 または M12) (P)
• ねじ込みピンの長さ (キャスターの突起部 分) (Q)

キャスターの固定は、プラスチックキ ャスタ ーソケットによって適合するパ イプまたは穴 に差込ピンを挿入して行 います。 ピンはキャスターにしっかりと固定。 ス プリン グリングは自在キャスターが緩ん で外れる のを防ぎます。

この取付方法では位置でのかみ合い がなく、 自在旋回部ストッパーは働き ません。

差し込みピンを差し込むだけで済むた め、取 付はすばやく少ないコストで行 えます。 差し込みピンによる取付は主に軽荷重 キャ スターに使用します。

差し込みピンによる取付を選択する場 合に は、以下の寸法を考慮する必要が あります。

• ピンの径 (P)
• ピンの長さ (Q)

プラスチックキャスターソケットは、パイプの 内径を差し込みピンの直径に縮小するため に使用されるアダプターです。プラスチック キャスターソケットは、ユニットのホルダー (丸 パイプ) に押し込まれます。次に、差し込みピ ン付きの自在キャスターをキャスターソケッ トに挿入します。

プラスチックキャスターソケットを選択する 際には、次の寸法を考慮する必要があります。

• 内側パイプ直径 (P)
• ピン直径 (d)
• 取付長さ (Q)
• フランジ長 (B)

キャスターは、穴または四角 / 丸パイプに挿 入される金属製エキスパンダーを使用して取 り付けられます。 ボルトはクランプウェッジを広げて、パイプ内 壁に押し付けます。
締め付けトルクは50 Nmを超えてはなりませ ん。低強度の細パイプは、締め付けトルクを16 Nmに減らすことができます。エキスパンダー の底面にある六角形により、取付がキャスタ ーに対して回転して元に戻らないようになっ ています。
金属エキスパンダー取付は、軽荷重キャスタ ーとプラスチック製キャスターに使用されま す。

エキスパンダー取付を選択する際には、次の 寸法を考慮する必要があります。

• パイプ内寸 (P)
• パイプ形状 (丸または角パイプ)
• 取付長さ (Q)
• フランジ長 (B)

キャスターは、穴または四角/丸パイプに挿入 されるプラスチック製エキスパンダーを使用 して取り付けられます。 ボルトはプラスチック製クランプウェッジを パイプ内壁に押し付けます。
プラスチック製エキスパンダーは金属製エ キスパンダー取付と比較して内側をより強力 に保護します。ただし、金属製エキスパンダー 取付よりも保持力が小さくなります。エキスパ ンダーの底面にある六角形は、取付がキャス ターに対して回転して元に戻らないようにす る働きがあります。
プラスチック製エキスパンダー取付は、主に 軽荷重およびプラスチック製キャスターに使 用されます。 耐食性のプラスチック製エキスパンダークラ ンプねじ (-EXR.../-EXV...) も使用できます。

エキスパンダー取付を選択する際には、次の 寸法を考慮する必要があります。

• パイプ内寸 (P)
• パイプ形状 (丸または角パイプ)
• 取付長さ (Q)
• フランジ長 (B)