コンパクト設計でコスト削減
緩衝ばね付重荷重キャスタ LSFE-ALST 200K-RA-931841
クライアント
... はドイツの自動車グループで、数年前からプレミアムカーやスポーツカーのトップメーカーの一つとなっています。88,000 人を超える従業員を擁する自動車メーカーです。2017会計年度には約190万台の車両を納品し、約600億ユーロの売上高を計上しました。
課題
そのグループのある工場では、自動車部品を固定するフレームに、特殊な緩衝ばね付重荷重キャスタを使用しています。別の工場では、このキャスタを同じような用途に使う予定でした。
様々な理由から、同社の技術者は、新しい用途に最適化するために、キャスタのホイールストッパーシステムにいくつかの変更を加えたいと考えていました。目的の一つには、使用していたキャスタがフォークリフトで移動する際、衝突円が大きいためにフォークに衝突することが多く、既存のフレームの修理にかかる多大なコストを削減することがありました。また、ホイールロックレバーは開いた状態ではかなり出っ張っており、別の工場で使用する際には怪我をする可能性がありました。また、ホイールストッパーが解除しにくいという問題もありました。レバーを上に押し上げなければならないのですが、要求された安全靴を履いている従業員には難しいようでした。靴が傷んでしまうこともしばしばでした。
当社のソリューション
既存のロックレバーを短くすると、ホイールストッパーがさらに使いづらくなるため、短くしないことにしました。Blickleのエンジニアはブレーキユニットの設計を変更し、衝突円を65mm減少させることに成功しました。ロックレバーは上から下に向かって解除されるようになり、より簡単で素早い操作が可能になりました。
結果
新しいキャスタと最適化されたストッパーシステムに変更することで、クライアントは機器と安全靴の摩耗量を減らし、修理費用を劇的に削減することができました。新しいシステムはまた、非常に安全です。また、ストッパーレバーを素早く簡単に操作できるため、職場の人間工学的な条件も改善されました。
LSFE-ALST 200K-RA-931841の製品メリットと技術情報:
- エラストマーのばねと「Radstop」ホイールストッパー付きの極めて堅牢な溶接された取付金具
- Blickle Softhane®ポリウレタン製トレッドによる優れた走行快適性、低い転がり抵抗、優れた振動吸収
- 衝突円を小さくしたブレーキユニットのコンパクト設計
- 操作が簡単で作業場の安全性を向上
- 修理・メンテナンスコストの削減